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間取りで失敗しがちなポイントを知っておきましょう

マイホームを手に入れたとき、失敗したと感じやすいものに間取りがあります。実際に家を建ててみると、使いづらい位置にコンセントを配置してしまったり、キッチンが狭すぎて行き来するのが難しいと感じる人も少なくありません。

配線での失敗を防ぐためには、コンセントやスイッチの位置を、図面で確認することです。各部屋で配置すると考えられる家電とコンセントの位置を図面に書き込むと良いでしょう。その際はヒーターなどの季節限定で使う家電も忘れないように注意します。
スイッチの位置は、生活動線を意識して配置することがポイントになります。特に照明スイッチは、生活動線上に配置することが望ましく、配置を決めたら使いやすい位置にあるかどうか確認することをおすすめします。

便利かどうか、実際に使ってみないとわからない部分も多い収納スペースは、失敗しやすい間取りの一つです。ポイントとしては、生活動線を妨げない場所に設置することと、収納するものに合わせた広さを確保することがあります。理想的な収納スペースの位置は、収納するものによって異なりますが、収納するもののある部屋の隣や、取り出しやすい場所などが挙げられます。収納スペースの間取りは、床面積ではなく、ものを出し入れする壁の面積を目安にして考えます。無駄に広くならないよう、奥行きは収納するものがちょうど入る程度の広さに設計するのが無難です。図面にサイズを記入しておくと、確認しやすいでしょう。

部屋の間取りと日光の差し込み具合は関連していて、これを無視すると、寒すぎる・暑すぎる・暗すぎるなどといったさまざまな問題が出てきます。この問題を避けるには、光の入り方について事前に把握することがポイントです。光は時間帯や季節によって入り方が異なりますので、これらの点も考慮すると良いでしょう。それに合わせて窓の配置を考えます。日中に光が入りやすい場所はリビングにするなど、間取りは1日の過ごし方と照らし合わせて決めると失敗しにくくなります。

広さは十分だと思っていたものの、ベッドなどの家具を置いたら身動きしにくくなってしまったなど、部屋や空間のスペースが確保できていないと、住みづらさを感じるようになります。人と人がすれ違うためには、90センチ以上のスペースが必要だと言われています。こうした必要な広さを予め把握してから、間取りを設計することが大切です。間取りの設計が完成したら、図面にベッドやテーブルなどの家具を描き込むと、十分にスペースが取れるかどうかが確認できます。特に、大きな家具の導入を検討しているのであれば、家具の広さを考慮して間取りを決めることは不可欠です。